フィリップス・コレクション

2018/10/17 - 2019/02/11

  • 『コレクターの年譜の中に作品を置いてみるという試み』フィリップス・コレクション展 (2018年10月17日~2019年2月11日)

    最初に個人の備忘録的に書く。2018年に100周年を迎えたフィリップス・コレクションは、ダンカン・フィリップス(米)によって、米国で最初に開館した近代美術を扱う美術館です。 この展覧会は、一寸趣向が変わっていた。 表題に表したように、「コレクターの年譜の中に作品を置いてみるという試み」を行った。つまり、蒐集年を区切って、ブロック毎に作品を配置した。 このことに意味を見いだすとしたら、収集家のフィリップスの心の動く様だとおもう。でも解説ではあまり伝わってこなかった。私には。だから、とても面食らった展覧会だった。素人には、やはりゴッホはゴッホで、ピカソはピカソでまとめてみたかった。ダンカンの心の変遷を収集した絵画で迫るということを強く主張したいなら、もっとすべきでは無かったのだろうか。 実際問題、『フィリップスが気に入っていた画家たちについては、その画家専用の展示室を用意して、一室全体を一人の画家で埋うめつくしていました。』と言うことなのだから。 さてフィリップスはまた発掘の人でもあったらしい。その辺については、三菱一号館美術館のブログに詳しい。それを追ってみたい。 第一には、ハインリヒ・カンペンドンクの「村の大通り」という、二枚目の写真の作品。因みに今回の画像は、一枚目はパンフから、二枚目以降は三菱一号館美術館ブログからの引用。さて村の大通りだが、個人的にはシャガールを想起させるような作品。この作品に私は強くひかれた。 第二は、ロジェ・ド・ラ・フレネの「エンブレム(地球全図)」と言う作品。前述ブログの解説には「分かりやすいキュビズム」との主旨がある。「分解が進み過ぎていない」とフィリップスも表している。 第三は、アドルフ・モンティセリの「花束」。ゴッホが注目した画家、強いて言えばゴッホに何らかの影響を与えたが画という観点から蒐集に至ったらしい。かなりタッチが激しいところはゴッホとも共通するとも言えなくも無いが、何処がゴッホに興味をいだかせたのか、私には分からなかった。 それにしても、混乱したままで消化不良で終わった展覧会だった。 まだまだ初心者だと実感させられた、少し屈辱感のようなものを味わった展覧会だった。

  • フィリップス・コレクション

    三菱一号館美術館にて。 フィリップス・コレクションは有名どころを少しずつ集めたって感じ。とても静かな印象。シャルダンの静物画とかまさに静謐かな。三菱一号館美とシャルダンの組み合わせはかなりいいんじゃないか? ゴッホのコレクションもあれば、ジョルジュ・ブラックのキュビスムもある。特にブラックのコレクションは素晴らしいね。あまり見ることのできないブラックの作品が見れて満足である。 環境も作品も落ち着いていてとても良い展覧会だった。